こんにちは!。たまには、音楽以外の話を。(笑)
元々それほど海外ドラママニア…でもない僕がこうしてお話しするからには、
よほどの面白いドラマ!と断言していいと思います。(笑)
このドラマは非常に大雑把に言うと「CIA 対 テロ」という図式のドラマですが、
その面白さの最大の特徴は…
「後に行けば行くほどに、面白さがどんどん、増していく!」ドラマということ
です!。通常のドラマならば…ファーストシーズンがそこそこ、面白かったと
したら…そのテンションを何とか最後まで、落ちないように、維持していく…と
いうところだと思いますが、このドラマのように、後に行けば行くほど面白い!
…というのは、恐らく、後にも先にも、今後どんなドラマを見たとしても、経験
することはないように思います…!。
このドラマの見どころのひとつは、徹底したリアリズム!です。CIAものといって
も、飛行機から飛び降りたり、ビルをよじ登ったり…ということはせずに(笑)
「本当の諜報員とは、こんなことをやってるのか…。」と思わせてくれるような
描写です。例えば、某中東の国で諜報活動を行う…とすると、表向きは大使館の
職員としての顔を持ち、諜報活動を行いますが、自身の情報収集能力と別に、
一番大切なのは、いかに有力な「協力者」を自身が抱えこめるか…なの
ですね。諜報員が現地で活動をしながら、政府に不満を持っている者、亡命を
望んでいる者、テロリストに家族を殺害された者、などを見つけると、言葉
巧みに誘導して、自分の側に引き入れ、協力者…つまりスパイにするわけです
が、そのアプローチの仕方は、諜報員それぞれです。
例えば、このドラマの主人公、キャリーの場合は何と…ハニートラップ系なの
ですね。(笑)凄い絶世の美女…というわけではないのですが(失礼)狙いを
外したことはありません。しかし、この主人公のキャリーは、これまでにあり
がちな、「クールで任務を淡々とこなす、スマートな女スパイ」みたいな人物像
とは真逆で、めちゃくちゃ熱情型!なのですね。協力者と擬似恋愛関係を結び、
情報を引き出していくのですが、その過程で、現実と任務の区別がつかなく
なり、協力者に感情移入してしまうことも、しばしば…です。
それでは、シーズン1の出だしの部分だけ、お話しします。中東の某国の
地下墓地に数人のアメリカ兵が突入したところ、そこには、1人の全身泥まみれ
の男が倒れていました。その男は、実に7年前に消息を断ち、戦死したと思われ
ていたアメリカ兵でした。早速、治療を施し、本土に帰還することになります。
アメリカ本土では、中東への軍事介入に対する懐疑的なムードが国民に広まる中、
この帰還兵を7年間の敵からの拷問にも耐え抜いた、戦争の英雄!と国民にアピールし、戦意高揚のプロパガンダにしよう、と政府首脳は考えます。
しかし、この事実に疑問を持ったのがCIA本部に籍を置く、諜報員のキャリー
でした。「発見された時の状況があまりにも、作為的過ぎる。それに…。」
実はキャリーが中東某国にいる、自身の協力者から、死ぬ間際にある謎の
メッセージを受け取っていました。それは、「ひとりのアメリカ人が寝返った…」
というものでした。これは、きっとこの帰還兵のことに違いない…彼は敵国に
洗脳され、アメリカ本土に送り込まれたスパイに違いない!と確信を得ます。
早速、上司にそのことを訴えますが、「お前は戦争の英雄をスパイ扱いするのか!!」
と軽くあしらわれてしまいます。
そこで、こうと決めたら止まらない彼女は、令状もないのに、帰還兵の自宅に
勝手に忍び込み、監視カメラを取り付け、24時間体制の監視を始めます。
しかし、そのことが上司にバレて「お前、次に何かやらかしたらマジでクビやぞ!」
と大目玉をくらいますが、当然のように、そこでも止まりません。(笑)すると、
今度は帰還兵がPTSDのために、妻との関係が上手くいっていないのに目を付け、
得意のハニートラップ作戦に出ます。(笑)果たしてこの帰還兵は本当に戦争の
英雄なのか?それとも…!?。というところですね。
この主人公のキャリーのもうひとつの特徴は、実は学生時代に発症した双極性
障害をかかえていることです。CIA職員が双極性…というのは、絶対に許されない
ことですが、キャリーはそれすらも秘密にしています。薬を服用しながら、
何とか任務をこなしていますが、それでも過度のストレスがかかると、薬が
効かなくなり、意識が朦朧としますが、逆にそんな時こそ勘が冴え渡り、凄い
ことをやってのける…という、まさにブレーキの壊れたダンプカー!でも、
憎めない愛すべきキレキャラ…なのです。(笑)
現在、僕は先日レンタル開始となった最終の第8シーズンを見ているところ
ですが、とにかくもう、面白過ぎる!という最中です。(笑)このドラマは
ひとつのシーズンが大体、12話くらいのコンパクトな構成なので、今から
初めから見るとしても、さほどは長さを感じないと思います!。
まだ、ご覧になっていない方に、オススメします!。☺️
機会があれば・・是非!!。